2018年3月7日水曜日

森元斎さんのインタビューをお届けします。




大変お待たせしました。
昨年10月29日にインタビューさせていただいた福岡で研究活動をされている森元斎さんのロングインタビューをお届けします。リンク先はこちら
昨年の下半期はアナキズムについて個人的に考える機会となったものですが、実際にお会いした森さんのお話は着実で、自分の生活の範囲に即しており、でも同時に見ている視界は大変に広く、まさに「深くて広い」人でした。いまの段階で森さんのようなかたにお会いできたのは私にとってもまさに僥倖と言うしかありません。
同時にまた、困っている人がいればいつでも受け入れていくという覚悟も抱く、実に侠気、という言葉は誤解を招きますが、そのようなものもお持ちの方ではないかと思いました。

これは確かな話かどうかかなりアバウトな記憶ですが、幸徳秋水が渡米していたとき、大地震に遭遇して、街の人々が協力しながら被災者救援のために自主活動した(商店の人も)。その風景を見て「これこそが相互扶助である!」と改めて気づいたと。

森さんのお話を振り返って聞き返すと、きちんとアナキズムを考える人はアナキズムが社会とどう現実的に折り合えるか、純粋に考える心清らかな人たちに思えてなりませんでした。本当の自由自律と、社会とかとに向き合う際の優しさとの折り合いはなかなか大変だと思うのですが、このインタビューにてアナキズムに対する多くの誤解が解かれれば嬉しいことだと思います。


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